うちのごはんのテキスト5選*夏の100冊(7)
「る印 夏の100冊」第7回は、毎日のごはん作りにレシピ本以外で参考にしている、私の食のテキスト5つです。
上2つは、食生活の教科書。私は本の通りやってるとはとても言えないダメ生徒ですが、「何がいいのかを知った上で、各自ができることをやるのが大切」という姿勢が共通しています。
下3つは、献立に悩んだ時、ごはん作りに行き詰まった時の参考書です。
「る印 夏の100冊」とは、私が好きな本をご紹介する不定期企画です。詳しくは第1回を参照。
『粗食のすすめ 実践マニュアル』幕内秀夫
理論編『粗食のすすめ (新潮文庫) 』は、ご飯はきちんと食べる、副食は野菜中心にする、肉類を減らすなど、日本人の当たり前の食生活を取り戻そうという提案でした。
この本は実践編です。明日から何を食べるべきか?に答える、食活改善法を紹介しています。
『地味めしダイエット』横森理香
玄米菜食、キッチンから無駄なものをなくす、最低限必要ないい食材を揃えるなど、具体的でシンプルな提案です。きっちりがんばりたい方に。
もうちょっとゆるくやりたい方は、続編の『地味めしダイエット〈2〉 (知恵の森文庫) 』『地味めしダイエット3 横森流マクロビオティック編 (知恵の森文庫) 』をどうぞ。
がんの手術をしてから、食材や調味料まで厳選するようになった著者。きちんと充実した食卓の日、時間をかけられない日、お腹をこわした翌日。一年のリアルな食生活を、絵日記スタイルで紹介しています。
季節ごとのメニューが献立の参考になります。毎日毎日、何を食べるか選んで、作って、食べていくんだな、と感じます。
数年前に友人に教えてもらい、その時はふーんとスルーしました。その後、同じ作者の『大奥』にはまり、この作品にもはまりました。
ゲイカップルの日常を描いた青年マンガ。毎回、しみじみと地味な、だけどとってもおいしそうな料理が、作り方とともに登場します。やる気が出ない時に読むと、「ちゃんとしたもの作ろう!」とごはん作りのモチがアップする、カンフル剤のような作品です。
『まついさんちの子どもめし』まついなつき
献立の参考には、あんまりならないかもしれませんが。子どもに食べさせることに疲れた時、「あーほんとにたいへん!!」と共感できます。
この本ではないですが、同じ作者の『笑う出産スペシャルアトピー息子 』『まついさんちの「遊んじゃう家庭生活」 』に出てくる「イタリアの日」が大好き。栄養もお行儀もめちゃくちゃ、とにかくお腹いっぱいに!という夕食。こんな奥の手を知っているだけで、少し心が楽になれるのです。
以上、「る印 夏の100冊」第7回は、うちのごはんのテキスト5選でした。
では、また。第8回をお楽しみに。