ヘレン・カミンスキーを染め直す*プロバンス10復活
「10年は使う」と誓って8年前に清水買いした、ヘレン・カミンスキーのラフィアハット、プロバンス10のチャコール。
深いチャコールグレーだったはずが、9年目を迎えて、日に焼けて色が褪せ、茶色っぽい地の色が出てきました。
まだまだ活躍させたいので、染め直すことにしました。
染めるといえば、染料をお湯に溶かして浸す方法が一般的です。しかし、お湯の温度を保って長時間浸け込み、ていねいにすすいでと、とてもたいへんそうです。だいたいラフィアって、そんなにがっつり水に浸けたらまずいと思います。
染めた後の色落ちも気になります。内側が色落ちしたら、髪・体に悪そうです。しかし内側は、日が当たってないから比較的ましだし、それ以前にどうせ見えないのです。
それなら、外側だけ染めるのはどうだろう。
塗るタイプの染料を見つけました。
サイドのロゴアクセは、マスキングします。
100円ショップでハケを調達して、いざ。
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色はチャコールグレーではなく、真っ黒です。いい具合に色が落ち着くのを期待します。きれいに塗ったつもりですが、どうしても網目のすき間から茶色がチラチラのぞいてしまいます。質感はいい感じのマットさだったのが、ちょっと微妙な風合いになりました。
それでも、どっちにしろそのままでは使えなかったわけだし、かなりきれいになったので満足です。
それから、額が当たるところの布が劣化してはがれてきたので、これも修理します。100円ショップのスキマテープを使います。
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このテープは、大きい帽子の調節にも使えます。少しきつめにしてクッションをきかせると、風で飛びにくくなります。
計数百円で復活しました。これで、あと数年は気持ちよく使えそうです。
ヘレン・カミンスキーのプロバンス10。総合的にやっぱり素敵です。
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<後日付記>2016年6月6日
ハットの購入年が1年誤っていました。前編のタイトル「ヘレン・カミンスキーに問題が*8年目のラフィアハット」を、「ヘレン・カミンスキーに問題が*9年目のラフィアハット」に訂正し、前編・後編の本文も訂正いたしました。