母の遺品整理を振り返る*服も靴も全捨て
私が実家の片付けをした数年は、結果的に母の最期の数年となり、4年前に母は亡くなりました。
きょうだいと母の遺品整理を行ったことを振り返ります。
(実家は、今は父が一人で生活しています。きょうだいは妹が二人いて、それぞれ結婚し、三人とも実家とは離れた土地にいます。)
これまで実家の片付けをしてきたのは、元はといえば自分の滞在中、快適に過ごすためでしたが、実家の住環境を向上させるためでもありました。
母の、家を片づけたい、きれいにしたいという希望に沿って、リビング・キッチンなどを片付けていきました。
しかし、母の私物はアンタッチャブルでした。私のこれまでの片付けで、母の私物は(靴を除くと)いっさい減っていません。
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妹二人も(一番熱心だったのは私みたいですが)実家のあまりのモノの多さに、帰省のたびに片付けをしていたようです。
娘たちはみんな、どんどん増え続ける母のモノに、「少しは減らせばいいのに」と思っていました。しかし母は常々「私の物は今はいいから、死んでから全部捨てて」と言っており、本人がまったく減らす気が無いものを、仕方がないとあきらめていました。
それがとうとう、使う本人が居なくなったので、もう何に遠慮することなく片付けていきました。
母の葬儀が終わると、私たち姉妹は猛然と、母の私物の処分にかかりました。
3人とも小さい子どもがいて、次に実家に来られるのはいつになるやら分からないので、限られた時間で集中して進めていきました。
お買い物が大好きな母だったので、服などモノはすざまじい量です。
実家の自治体はゴミ袋が有料なので、できるだけぎゅーぎゅー詰めたのですが、それでもゴミはすごい数になってしまったのです。
大量の服は、3人とも合う物・欲しい物は無く、すべて捨てました。靴も捨てました。バッグもたくさんありましたが、1人1個だけもらって、後は捨てました。
今回、買取は選択肢から外しました。たいした金額にはなりそうもないし、段ボール箱を手配し梱包してと、時間と手間がかかるからです。
アクセサリーは、この場では保留にし、後日3人で分けました。
化粧品もたくさんありましたが、こってりしたおばちゃん用ばかりで、3人が欲しい物はありませんでした。開けかけは捨て、新品は近所の方にもらっていただきました。
次回につづきます。
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