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映画化ドラマ化された東野圭吾5選*夏の100冊(5)

「る印 夏の100冊」第5回は、当代一の売れっ子作家、東野圭吾です。長編作品の読後は「はーっ」と大きく息をついて気が抜けるぐらい、テーマの深さ、集中させる力は、ずば抜けてすごいです。

多くの作品が映画化・ドラマ化されていますが、その中から私が原作と映像の両方を読んだ・見た作品5つをご紹介します。

原作を読んでから、映画やドラマのストーリーを追う。映像で見てから、俳優をあてて読む。どちらがいいかは作品によると思いますが、読む・見る前には分からないところが悩ましいですね。基本はやはり、先に小説を読みたいと思います。

※人物は敬称略。

 

「る印 夏の100冊」とは、私が好きな本をご紹介する不定期企画です。詳しくは第1回を参照。

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白夜行

小説最大のネタバレが、ドラマではまず大前提になっているのがおもしろいですね。原作では、主人公二人の感情の描写がほぼ無く、事実が積み上げられていきます。(この作品は、映画は見ていません。)

原作の文庫は、普通なら2・3巻に分冊する驚愕のぶ厚さの全1巻です。これは単に、一気に読ませたい意図? それとも、この二人の心理の重みを感じさせる作戦なのか?

 

 

真夏の方程式

こちらはガリレオシリーズ映画化作品としては2作目。福山雅治の湯川役は本当にマッチしていますよね。小説で最初は単なる変人だった湯川が、ドラマに引きずられるように最近イケメンな描写になってきています。

映像はとにかく玻璃ヶ浦の風景と、旅館の娘役の杏がきれいです。もちろん原作が用意した、夏休みの少年、花火、といったモチーフも雰囲気を盛り上げます。

 

 

麒麟の翼』

ガリレオシリーズに次ぐ人気の、加賀恭一郎シリーズ。こちらは初の映画化作品です。阿部寛の加賀役がとてもいいと思います。

加賀が地道に事件を追いかける展開は、どんな真実がと心が逸りながらも、安心して読み進められます。ただ1点、労災問題が宙ぶらりんになったのが気になりますが、人間関係や心理を丁寧に描いた傑作です。

 

 

流星の絆

ドラマでは、二宮和也錦戸亮戸田恵梨香が兄妹を演じています。宮藤官九郎の脚本が話題になりました。

ちょっとご都合主義というか、とんとん拍子に行きすぎな展開ですが、読みやすくて引き込まれます。

 

 

プラチナデータ

こちらもニノ主演です。二重人格のシーンは映像の勝ちですね。また、青っぽい色彩の画面で、近未来感がよく出ていたと思います。

DNA捜査、二重人格、謎の少女、支配とは、などたくさんの要素をうまく配しているのはさすがです。エンターテーメントとして、一気に読めます。

 

 

以上、「る印 夏の100冊」第5回は、映像化された東野圭吾作品5選でした。

ではまた。第6回をお楽しみに。

 

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