母の遺品整理2*ピアノとアクセサリー
母の遺品整理についてです。葬儀の直後は、きょうだいで服などを処分しました。
翌年夏に帰省し、私一人で続きをやりました。
本は、私が読みたい数冊だけもらって、あとは買取に出しました。CDも買取に出しました。
母は、映画が好きでした。ビデオがたくさんあったのですが、すべて捨てました。雑誌・書類なども捨てました。
とにかく、母個人以外に意味が無い物は、どんどん捨てました。
母が使っていた物で大物といえば、何と言ってもピアノです。
私たち姉妹が子どもの頃に練習していた、古いアップライトピアノです。子どもたちはそれぞれ数年でやめてしまい、しばらく放置されていました。
私たちが大人になってから、母がピアノを習い始めました。(子どもにやらせていたけれど、一番やりたかったのは自分なんですね。じゃあ最初から自分だけやればよかったのにと思います。)
Image
母が居ない今、今度こそ誰も使いません。狭いリビングを占領しているので、処分しようと、中古ピアノの買取を調べました。古いピアノですが、毎年調律を頼んでいたので、音質は問題ないようです。
そんな中、かつての同級生に会いました。ピアノを習っている子どもが、今は電子ピアノで練習しているそうなので、もらってくれないか頼みました。母の思い出の品が、自分が知っている子の役に立つなら、こんなにうれしいことはありません。
友人が手配した業者さんが、ピアノを運んでいきました。狭いリビングがすっきりしました。(と思ったら、後日、父は巨大な仏壇を買い、ピアノがあった場所に置いてしまいました。ピアノ以上の圧迫感があります。)
母の物で私の手元に残ったのは、バッグ1個とアクセサリー類1/3です。
アクセサリーは、ジャンクなアクセから鑑定書が付いてる品までいろいろですが、とにかくおばさんぽくて派手な物が多い。私なんか還暦になっても、身に着ける勇気が出そうにないものばかりです。
ジャンクは、自分の服のついでに買取に出して、ジュエリーは、夫の母に頼んで押し付けてしまいました。
まあまあシンプルで、使う可能性がある物だけ残しました。
これで一通りの遺品整理が終わりました。やっぱり、その場の勢いでやってしまわないと、難しいと感じています。
実は、ノートや手紙といった、母の手書きの物は捨てられませんでした。ゆっくり見てから、少量を厳選して持っておくつもりで、とりあえずウチに送りました。しかしそれ以来、ほぼそのままの状態で、私の私物とともに置いてあります。
アルバム・写真は全く手を付けられず、実家に置いたままです。
次にこれらに向き合った時に、必要となるエネルギーを考えると、ため息しか出てきません。
↑お手数ですが、クリックしていただけるとうれしいです。