歯みがき仕上げ磨きも卒業*親の仕事について思う
先日、小学校を卒業した長女。もう一つ、家庭でも卒業したことがあります。
◆長女もう一つの卒業
それは、夜寝る前の歯みがきの仕上げ磨き。自分で歯みがきした後に親がさらに歯みがきしてやる、あれです。
6年生になっても、(まだ背は追いついていないとはいえ)手も足も私と同じくらいまで育った大きな体を投げ出して床に寝転がり、小さい頃と同じように毎晩あーんとやっていました。
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まだ長女が赤ちゃんで歯が生え始めた頃に、育児雑誌でお母さんでもある歯科医の話として「12才まで仕上げ磨きを」とあるのを読みました。初々しい新米ママだった私は「そうか、これから小学校卒業するまで続けないといけないんだ」と素直に思いました。
その後、成長した長女は「ねぇいつまでやるの~」と少し嫌がった時期もありますが、ブーブー文句は言っても基本的に親の言うことは聞くタイプなので、これまで続けてきたのです。
◆親の仕事について思うこと
また一つ、親の役目が終わりました。日課が一つ減ってラクではありますが、ちょっとさみしい。
親の仕事とは、子どもの世話をやくことではなく、親がいなくても生きていける人間にしていくこと。つまり、自分が必要とされなくなるのが仕事の完成です。
毎日が、自分で自分をちょっとずつクビにしていく過程ともいえます。
この淋しさ、空しさに耐えられないと、子離れできない困った親、みにくい親になってしまうのでしょうね。心しなければ。
長女が生まれてちょうど半年経った日、「これをあと20回続けたら10才になっている」と気が付き、気が遠くなるような、でも先がほんのちょっと見えたような、深い感慨がありました。そして10才を過ぎ(学校の行事で1/2成人式もやりました)、今は半年×24回をクリアしたところ。
この春の卒業・入学は長女にとって大きな節目ですが、私にとっても一つの節目。残りの親業も淡々と全うしていく所存です。
◆そしてこれからも
そして次女には、もちろんこれからも仕上げ磨きを続けます。
長女は虫歯ゼロではなかったですが、お菓子大好きなわりにはかなり少なかったと思います。育児雑誌の「12才まで仕上げ磨き」を実践したおかげに違いありません。
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